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活動報告

夏休み子ども教室「茶道教室」を開催しました

8月26日(火),~日本の文化を味わおう!~をテーマに夏休み子ども教室の最終回となる「茶道教室」を開催しました。
茶道教室は,日本の伝統文化である茶道を知り,お茶の点て方,お茶やお菓子の出し方・いただき方などを学び,味わうほか,和室などでの礼儀作法,集中力,日本文化の理解など,多くの面で豊かな知識を得て,茶道の楽しさや面白さを体験してもらうことを目的に,18名の児童が参加してくれました。

講師に茶道裏千家 教授 後藤 宗惠 先生をお招きし,児童の茶道指導をいただきました。
また,児童の指導サポートとして先生の社中である4名の先生方にも加わっていただきました。


まず,今回の茶道教室で大切として欲しいこととして,後藤先生より床の間に飾られた掛軸『和敬清寂』についてお話を聞きました。


『和敬清寂(わけいせいじゃく)』,この4つの文字の中には,すべてのお茶の心がこめられているといわれています。
 「和(わ)」とは,お互いに心を開いて仲良くするということです。
 「敬(けい)」とは,尊敬(そんけい)の敬で,お互いに敬い合うという意味です。
 「清(せい)」とは,清(きよらか)という意味ですが,目に見えるだけの清らかさではなく,心の中も清らかであるということです。
 「寂(じゃく)」とは,どんなときにも動じない心です。

お茶を飲むとき,お点前をするとき,また,お客様になったとき,お招きしたときなどに,この「和敬清寂」という言葉を思い出し,このおけいこに励みましょう。

続いて,後藤先生より正しい姿勢の整え方と,お辞儀の仕方を学びました。
生活のなかで洋式化が進み,正座をし,姿勢を整えることが少ない児童たちにとっては,正座もお辞儀も少しぎこちない様子に見えましたが,先生から手を添えてもらうと,きれいな姿勢,お辞儀ができていました。


次に,ふすまの開け方(閉め方)の指導を受けました。
「右手(引き手に近い方)を引き手にかけて,少し開けて…そのまま右手を下げて体の中央くらいまで開けて…左手で手かがりを残して開けます…」

児童たちは先生の助言や前の児童の動きに集中し,緊張した面持ちで,姿勢よく指先をそろえてふすまの開け方に挑戦していました。

ふすまの開け方を実践できた児童たちは,床の間に飾られた掛け軸「和敬清寂」とお花の拝見について学び,掛け軸に書かれた文字の意味合いやお花に込められた季節や風情を感じていました。


いよいよ児童が最も楽しみにしていた“お茶の点て方”“お菓子のいただき方”です。
3つのグループにわかれて順にお稽古します。
【お菓子の出し方・いただき方】
お茶をお出しする前のお菓子の準備をします。

講師からお菓子の説明(今回は「あさがお」をイメージされた生菓子)を受け,お菓子を乗せる懐紙を折り,そこにきれいな生菓子を置き,黒文字楊枝を方向に注意してセット。
お客様に出す方向に向きを変えて…懐紙からお菓子を落とさないように気を付けて立ち上がり,お客様にゆっくりお運びしました。

お客様役(おもてなしを受ける側)と向き合い…

「お菓子をどうぞ」
「ありがとうございます」
上手なお辞儀をしていただきました。

…初めて黒文字楊枝を使って生菓子を食べた児童ばかりで左右の児童の様子を見ながら少し緊張した面持ちでお口に運び…「甘くて美味しい!」お菓子の美味しさにほっと緊張がほぐれた表情を浮かばせながらいただきました。


お菓子に続いて,お抹茶を点ててお運びします。
【お茶の点て方・出し方・いただき方】 
講師から使用する抹茶を見せてもらい,「抹茶を茶杓に2杓,このくらいずつ…」と説明を受け,こぼさないようにそっとお茶碗に入れ,お湯を入れてもらい,茶筅(ちゃせん)で点てます。

美味しいなお抹茶を点てるには,「腕をかるく伸ばして 手首のスナップで茶筅をタテ方向にしっかり振って~」と,アドバイスを受けながら心を込めて茶筅を振りました。

お客様役がお菓子を食べ終わるのを確認して,お抹茶を運びます。


自分で点てた抹茶が入ったお茶碗を対面のお客様役にお出しします。
「お茶をどうぞ」
「ありがとうございます」

どんな味か恐る恐る口にする児童…
「苦いかなと思っていたけど,とっても甘くて美味しい~!」

最後に,後藤先生から茶道文化,そして,床の間に飾られた掛軸「和敬清寂」の意味合いについて振り返り,今日の学びとしました。
今回の茶道教室を経験し,多くの児童が伝統的な茶道文化を学び,礼儀作法を身につけてくれた他,人に対する思いやりの気持ちを持ってくれたように感じました。

教室の最後に参加児童より寄せられた,感想をいくつか紹介します。
・茶道教室に参加して,和室のマナーがよく分かって良い経験になりました。(6年生)
・ふすまの開け方は,手をかえて開けるのが難しかったです。家でも活かしたいです。(6年生)
・お茶の丁寧な飲み方も教えてもらえたので良かったです。(6年生)
・ふすまの開け方や丁寧なしめ方など,あまり教わらないことを教えてもらえたので良かったです。(5年生)
・お茶の点て方,丁寧なお辞儀の仕方などを教わったおかげで,茶道に少し興味が持てました。(5年生)
・きれいなお菓子や美味しいお茶を飲めて嬉しかったです。茶道のルールも知れて良かったです。(5年生)
・正座をしていたら足がしびれたけど,美味しいお菓子やお茶をいただけたので良かったし,楽しかったです。(5年生)
・茶道の基本的な動作から「和敬清寂」の意味まで深く教えていただきました。特に印象に残っているのは,水屋でお抹茶を点てたことです。うまく点てることができて褒めてもらえました。また参加したいです。(5年生)
・いろいろなお辞儀の仕方がることを知れたのでよかったです。お茶を上手に点てることができて嬉しかったです。(3年生)
・お菓子やお茶を食べたり飲んだりして楽しかったです。いろいろ教えてくれてありがとうございました。(1年生)

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